供養のトレンド
供養のトレンドトピックス
ご先祖を敬い、大切な方を想う気持ちは時を経ても変わりません。 しかしお墓や供養に関する考え方やトレンドは少しずつ変わり始めているようです。 例えばお墓のデザインも、これまでは縦長の竿石がどんとそびえる和型のお墓が一般的で したが、最近は横長の洋型のものが増えています。 また供養形態も、後継者の有無にかかわらず墓地の管理者が永代にわたってお骨の管理・ 供養を行う「永代供養」が注目を集めており、樹木の下に遺骨を埋葬する「樹木葬」や、故 人の遺骨をオブジェやアクセサリーに加工して自宅や手元に置いて供養する「手元供養」 も話題を呼んでいます。 従来型の供養の形に捉われず、個性やライフスタイルを大切にして 自分らしく供養していくことも、現代の供養の在り方の一つなのかしれませんね。
そんなちょっと知っておきたい今どきの供養のスタイルやトレンドを一挙ご紹介します!
1 遺骨の一部を手元に残し、暮らしの中で故人を偲ぶ
「手元供養」が今話題!
故人の遺骨・遺灰をオブジェやアクセサリーなどに収納したり加工したりして、自分の手元 に置き供養する方法が「手元供養」。近年では遺骨を永代供養墓に納めた後、遺骨の一部のみを粉骨し日常生活の中で供養する「永代供養」+「手元供養」を組み合わせた供養のスタイルを選ぶ方も増えています。
日本で手元供養が広がり始めたきっかけは、実は 2001 年 9 月 11 日のアメリカ同時多発 テロだったとか。事件後、米国で遺骨を納めるペンダントが流行し、日本でも口コミで徐々 に普及してきました。
手元供養のグッズも様々なバリエーションがあり、手元墓やお骨で作った人工宝石、アートガラスなど好みに合わせて選ぶことができます。
【手元供養のメリット】
・故人を身近に感じていられる ・宗教にとらわれず、自由に祀ることができる。 ・仏壇を購入する場合より経済的な負担が少ない。 ・スペースに合わせて供養の手段を選ぶことができる。 ・手元で直接大切にしてあげることができる。 |
「浄粒」
ご遺骨を粉末化し、大切にお浄めして、お名前を彫刻したアクリルケースと手のひらサイズのクリスタルガラスに分骨してお届けするサービスです。「永代供養だけだと何も残らなくなるようで寂しい」「お骨を自分の近くに置いておきたい」という方に、供養の新しい選択肢として選ばれています。
「紡」×「浄粒」
天然の御影石を使用。大きなお墓に手を合わせるのではなく、毎日手で触れることができ、 四季の移ろいや気分に合わせて自由自在に組み替えることができます。「浄粒」のクリスタルガラスキューブと組み合わせてオブジェにしたり。積み重ねて小花を飾ったり。 自分らしいスタイルで供養ができる人気の手元供養アイテムです。
「想」×「浄粒」
2Lサイズの写真が納まるフォトフレームとお骨を納めることができる小箱に一輪挿しをセットした、B5サイズのブック型手元供養。 浄粒のクリスタルガラスキューブはもちろん、故人の愛用品や思い出の品を収納することもできます。時を重ねるごとに深みと味わいが増す、無垢材を使った価値ある一品です。
➡手元供養に関する情報はこちらから 山野石材の手元供養サイト
2. ペットとともに眠りたいという人が急増中!「ペット供養」
ペットも大切な家族の一員――。亡くなった後もきちんと弔ってあげたい、心やすらかに眠れるようきちんと供養してあげたいという方が増えています。
・葬儀 |
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近年では専用祭壇の設置や火葬前の宗教者による読経、ご遺体の保冷処置など、人間と同じような手順を踏み、丁重に見送りしてくれるペット葬儀社や霊園が増えています。 |
・火葬 |
住居環境や衛生面などの問題からも現在多くの方が火葬を選択されているようです。火葬方法としては「施設火葬」「移動火葬」「自治体の引き取り」などがあります 〈施設火葬〉・・・一般的なペット火葬場で、大きさに余裕を持った火葬設備を完備する場合が多いようです。 〈移動火葬〉・・・火葬炉を車両に内蔵した移動式の火葬設備です。 〈自治体の引き取り〉・・・自治体の専門部署へ連絡すればペットのご遺体火葬が可能です。 |
・お墓 |
ペット霊園と呼ばれる施設があり、埋葬方法としては次の 3つに大別されます。 ●屋内型のロッカー式または棚式の「納骨堂」や「霊座」に納骨 ●屋外型の個別の墓地(ペットのお墓)に埋葬 ●屋外型の共同墓地(合同供養塔)に埋葬 その他にも海や山への散骨(海洋葬、山林葬)、ペットの樹木葬、お花畑葬などを選ぶ人もいます。 最近では「自分が亡くなったら可愛がっていたペットと一緒に眠りたい」というご要望もあり、そうした思いに応え、ペットといっしょに納骨できるペット共葬墓も増えているよ うです。 →博多湾まで見渡せる公園型動物霊園「大宰府ペットパーク」 |
・供養 |
ペットの毛や遺骨を用いたアクセサリーやオブジェ型のお墓などの供養グッズも多彩。 ペットとの思い出を大切にしながら、真心こめて供養することができます。 |
3.お墓の常識が変わってきた!「デザイン墓」が人気
お墓というとどんな形をイメージしますか? 「えっ!?昔からある竿石が長方形のものじゃないの?」という方もいらっしゃるのでは。 そんな方はちょっと大きめの民間霊園に行ってみるとびっくりするはず! 今は板状で横型の洋風のお墓が主流であり、時にはお墓とは思えないようなモニュメント風のデザイン墓も点在していて、一口でお墓と言ってもまさに多種多様なんです。 自分らしさを大切にする方が増えている今、「お墓も自分らしくありたい」という強い思いの現れかもしれませんね。
では実際にはどのようなお墓があるのでしょうか? 人気のデザイン墓やちょっとユニークなお墓などをご紹介します。
〈自由な発想のデザイン〉
●将棋が好きだった故人のために・・・将棋の駒の形をしたお墓 ●お酒が好きだった故人を偲んで・・・とっくり型のお墓 ●故人の自然観を表現した・・・地球をイメージした球形のお墓 |
などなど。
お墓という概念を超えて、「アート」と呼びたくなるようなユニークなお墓も!
ゴルフ好きだった故人のために。こんなデザインも。
〈多彩な材質〉
大半はやはり石材ですが、時にはステンドグラスや陶板などをはめ込んだものも。 アートガラスを自由な発想で墓石に組み込んだデザイン墓石や、なんとお墓全部をアートガラスで作った「ガラス・デザイン墓」も登場しているんですよ。
〈オリジナルの彫刻〉
お墓の彫刻というと縦書きされた「〇〇家之墓」などをイメージしがちですよね。しかし、 その常識はもう古いかも...。もちろん家名の彫刻は今でも主流ですが、洋型のお墓の場合、 「愛」「夢」「ありがとう」など好きな言葉を入れるケースも増えています。
特にデザイン墓を選ぶ方は絵やイラストなどを彫り込むことも少なくなく、英語でシンボ リックな言葉をデザインしたり、故人の趣味や仕事に関するものを彫り込んだりする方も。 画材も様々で、建立者のこだわりを感じる彫刻が多いようです。
〈耐震性〉
東日本大震災や数々の震災のあと、テレビなどでお墓が倒れている映像を目にした人も多 いかもしれません。地震大国の日本ではお墓の耐震化は、今後建立を考えている人にとって 押さえておきたいポイントの一つです。
地震に強いのは横型と言われていますが、縦長の和型の墓石も「石材用接着剤」「衝撃吸収材」「免振棒」などで耐震処理を施しているものが増えています。地盤や土台から耐震工事 を行うことが耐震対策には最も有効的ですが、霊園・寺院などお墓の管理をしているところ に許可を取る必要があります。
【トピックス】
業界初の発想!総計100種類のパーツから組み合わせてオリジナルのお墓を創ることができる「デザイン自由墓」
ホームページのシミュレーターでお好きな「石塔」「石室」「石種」をクリックするだけ。 パーツを組み合わせて手軽に「ぴったり」のお墓をデザインすることができる、画期的なセミオーダーの「デザイン自由墓」も登場しています。
詳しくはこちらから➡太宰府メモリアルパーク「オーロラ」
4.いまどきライフにぴったり。注目の仏具ピックアップ
核家族化や供養の多様化などライフスタイルの変化の中で、 仏壇や仏具も従来のものとは少し変わってきています。 特にマンションなど限られた居住空間の中では、供養する気持ちを大切にしながらも、コンパクトで場所を取らないミニ仏壇などが人気のようです。 そんな注目の仏具をピックアップしてご紹介します!
【ミニ仏壇】
家具のちょっとした空きスペースに収まるコンパクトサイズの仏壇。その分オシャレな造りのものも多く、洋風のお部屋にマッチするデザインも揃っています。
【コンパクト骨壺】
ミニ仏壇にぴったりの手のひらサイズの骨壺も人気!色もピンクやブルーなど故人に合わせて選べるカラフルなものや、ガラス、金箔、プラチナ箔を使用したまるで宝石のようなも のも。落としても割れない安心の真鍮製の骨壺やクリスタル製の骨壺などもあり、オリジナ リティと実用性を備えた骨壺が続々登場しています。
【キャンドル】
心やすらぐアロマキャンドルや遊び心のあるユニークなキャンドルも登場。ブーケ型や季節の花の形のキャンドルのほか、グラスの中で炎が揺らめくキャンドルや、ビール、お団子、 枝豆など食べ物を模したものも人気を集めているようです。 故人の思い出にゆったりと浸りたい夜は、故人の好きな花や食べ物の形のキャンドルをお供えするのもいいかもしれませんね。
【お線香】
最近は住宅事情からも煙の少ないお線香を好む方が増えているようです。 またアロマテラピーと仏具を兼ね備えたルームフレグランスを楽しむ方も多く、定番のラベンダーの香りのほか、石鹸、ハチミツ、ミント、桃の香り、緑茶、コーヒーの香りなども 人気だとか。仏事用だけでなく、時には故人の好きな香りのお線香を焚いて、故人とお話し するのも素敵ですね。
5.最近よく聞く「永代供養」って?
「子供がいないのでお墓を継ぐ人がいない」「自分が亡くなった後、家族に負担をかけたくない」「夫婦だけのお墓にしたい」 お墓に対する価値観は年々多様化していますが、そんな中で今注目を集めているキーワー ドが「永代供養」です。 「永代供養」といっても野外型、屋内型など実にさまざまですが、具体的にはどのようなタイプがあるでしょうか?
【福岡のいろいろな永代供養墓】
福岡でも「永代供養」という言葉は徐々に定着しており、永代供養墓や永代供養付のお墓、納骨堂等を選ぶ人は年々増加しています。 そこで九州・福岡で永代供養を行っている霊園やお寺をピックアップしてご紹介します!
〈太宰府メモリアルパーク〉
散骨ではなくお墓を設置する新しいタイプの樹木葬「桜樹木葬」、バラ樹木葬「パティオ」 や、「春・夏・秋・冬」の好きな納骨先を選ぶことができる、四季の星座を模した合祀墓「星座堂」など。豊かな自然に抱かれた「天空の楽園」太宰府メモリアルパークならではの多彩なタイプの永代供養プランが人気を集めています。
➡大宰府メモリアルパーク
〈新宮霊園〉
自然に包まれた閑静な霊園内に、永代供養墓のほか集合納骨墓「もやいの碑」などいろいろな永代供養のプランが用意されています。
➡新宮霊園
〈ささぐり極楽霊苑〉
家族墓や夫婦墓としても利用できる独立供養墓の「やすらぎ」や、ステンドグラスを配置した合祀墓に御一人ずつ大切にお納めする 「慈愛の陵(じあいのおか)」など、いろいろな タイプの永代供養を用意した霊園です。
➡ささぐり極楽霊苑
〈華岳山 長圓寺「慈愛塔」〉
ご本尊阿弥陀如来に正面から見守られ、赤子を抱く子安地蔵様の真下 に眠ることができる、まさに仏様の慈愛に満ちた永代供養付納骨塔。 宗旨・宗派を問わずにお申し込みができます。
➡華岳山 長圓寺
〈明光山 興禅寺「永代供養塔」〉
慈愛に満ち溢れた聖観音さまに見守られる平成26年に建立された ばかりの永代供養塔。 宗旨・宗派を問わず申し込みができ、ご住職がお盆、春、秋のお彼岸 と毎月の月命日のご供養のほか定められた年回法要(法事)をしてく ださいます。
➡明光山 興禅寺(
金剛宝寺の永代供養墓「天空陵」
阿蘇くじゅう国立公園の中に広がる永代供養墓地「天空陵」。 その名の通り、標高約 1000mの高原に位置し、 広大な阿蘇・くじゅうの山々を背景に従え、 四季折々の豊かな自然と爽やかな風に抱かれて眠ることができる、 ご供養に最適な立地です。 永代供養墓をお申し込みの方は戒名も授かることもでき、 もちろん、ご子孫にも一切負担がかからない、安心できる永代供養墓です。
詳しくはこちらから➡金剛宝寺ホームページ●永代供養のスタイルはますます多様化。
一口に永代供養墓といっても、ピラミッドのように三角形の形をしているものや、バラの花 や原生林に包まれたお墓、美術館に来たようなアートなデザインのものまで多種多様。 大阪には納められたご遺骨をまとめてお骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)を造立してい るお寺もあるそうです。
福岡でも、ご紹介した霊園・寺院以外にもいろいろなところで永代供養を行っていますので、 詳しくはアノヨコノヨの「永代供養」のページをのぞいてみてくださいね。
➡ 永代供養とは