福岡で永代供養を選ぶなら。
費用、メリット・デメリットを分かりやすく解説
永代供養とは
永代供養とは、墓地や納骨堂の管理者が永代にわたってご遺骨の管理・供養を行ってくれる供養の方法で、“お墓や納骨堂の後継者がいない”“子どもはいるがお墓のことで家族に迷惑をかけたくない”という方に今選ばれています。
永代とは「長い年月」を意味し、寺院や霊園が続く限り管理・供養が行われます。
ちなみに同じくお墓の費用に関する言葉で「永代使用料」がありますが、こちらはお墓の永代使用権を購入するための料金で、つまり土地代・場所代を指します。
永代供養の歴史
永代供養は少子化・核家族化が進む今注目を集めている供養のスタイルですが、実はその歴史は江戸時代に始まった檀家制度にさかのぼります。
近年になってはじめて永代供養が行われたのは昭和60年、滋賀県の比叡山延暦寺大霊園が始めた個別の永代供養墓「久遠墓」と言われており、当時も話題を集めましたが、永代供養が一般に広がり始めたのは2000年代に入ってからのことです。
永代供養はこんな方におすすめ
- お墓や納骨堂を継ぐ人がいない
- 子供はいるけれど、遠方に住んでいるので迷惑をかけたくない
- 一人暮らしで、亡くなったあと遺骨がどうなるのか心配…
- 自分一人だけでお墓に入りたい
- お墓の大きさなどにはこだわらない。できるだけ安価なお墓がいい
- 遺骨の埋葬先が見つからず、家に骨壺を置いたままにしている
- お墓じまいしたいが、遺骨の数が多く新しいお墓や納骨堂に入りきれない
- 伝統的なお墓のスタイルにこだわりがない
永代供養の方法と種類
永代供養とは、ご家族や親族に代わり永代にわたって管理・供養を行う「供養の方法」のことです。
寺院や霊園の管理者が制度を整えることでどんなお墓や納骨堂も永代供養付きにすることができます。
永代供養墓
個別タイプ | 集合タイプ | 合葬(合祀)タイプ |
---|---|---|
一般のお墓と同じように屋外にあり、石塔などの墓石を設置するタイプです。 | 個別の納骨スペースはありますが、同じデザインの石塔や石碑などを設置して、それを集合させることで一つのお墓を形作るタイプです。 | 他の方と合同の「合葬タイプ」の納骨室にご遺骨を埋葬します。 |
納骨堂
個別タイプ | 集合タイプ | 合葬(合祀)タイプ |
---|---|---|
個別の納骨壇やロッカータイプの納骨室などに骨壺ごと納めるタイプです | 永代供養塔など一つの納骨室の中に個別の骨壺ごと納めます。一定期間経過後には合葬墓に移されることがほとんどです。 | 納骨堂内に設置された合葬型の納骨室に他の方のご遺骨と一緒に埋葬します。 |
樹木葬
個別タイプ | 集合タイプ | 合葬(合祀)タイプ |
---|---|---|
樹木を墓標代わりにしたり、一般のお墓同様に墓石を設置した樹木葬墓地に、ご家族ごと、または個人単位で埋葬するタイプです。 | シンボルツリーの周囲に複数の区画を設け、その区画ごとに遺骨を埋葬する方法です。埋葬方法は直接土に埋葬するタイプ、さらし布などに包んで埋葬するタイプ、骨壺ごと埋葬するタイプなど様々です。 個別の区画がありプレートなどが設置されることが多いようです。 |
土の中に設けられた共同の納骨室に他の方と一緒、または隣り合いながら埋葬するタイプです。 |
永代供養は安い?永代供養の費用と相場
「永代供養墓って安い?高い?」と聞かれたらあなたはどう答えますか?永代供養墓の価格のイメージは人によって様々で、「永代供養墓は安価」と言われる方もいれば、「永代供養にしたいけれど高くて…」とお悩みの方もいらっしゃいます。
それはなぜか―その理由として「一言で永代供養と言っても石を建立する個人墓タイプと他の方のご遺骨と一緒に混ぜる合葬墓の2種類があり、さらに現在あるお墓に永代供養をつけるタイプなど、永代供養の仕組みは多種多様である」ことが挙げられます。
合葬墓は一つの納骨室に埋葬するので“土地代、墓石代がかからない=安い”ことから、逆に墓所の面積が広く、石の石塔を設置する場合は安くはない、ということになるわけです。
永代供養墓の具体的な相場
先にお話したように、永代供養墓はタイプによって金額が大きく異なります。例えば合葬タイプなら数万円からありますが、墓石を設置するタイプなら数百万円にのぼることもあります。
よく「相場は?」と聞かれますが、施設によってかなり幅があるため一概に金額を出すことはできません。
今回は大きく形式だけでお答えしましょう。
個別墓 | 共同墓 | 合祀墓 |
---|---|---|
50~200万円程度 | 20~100万円程度 | 3~50万円程度 |
となります。
永代供養墓は総額に含まれる内容や、追加費用のチェックが大切
お墓の総額の表記には「~一式」や「~を含む」といった文字が追記されています。総額ばかりに目が行きがちですが、実はこの内容はとても重要です。
表示金額に何が含まれているかが記されているということは、逆に「これに含まれないものは追加で支払いが必要」ということになります。
ここでは一般的に、永代供養墓の総額はどんな内容を含むことが多いかについて説明しましょう。
使用料
お墓の土地(墓地)を使用する権利を得るために支払う料金のこと。一般のお墓の場合は「永代使用料」と呼びますが、永代供養墓の多くが将来は合葬墓に移されるため「永代」ではなく使用料と称されることが多いようです。
永代供養料
永代にわたって供養を行ってもらうための費用です。永代供養墓ですので、必ず永代供養料は含まれていますが、福岡市立平尾霊園の合葬式墓所など「永代供養」ではない場合はこの費用は含まれません。
また供養の内容も様々ですので、どのような供養を行ってもらえるのか、合葬墓に移す前と移した後で供養の内容は異なるのかなどをあらかじめ確認しておきましょう。
管理料
永代供養の場合、一般に管理費は最初に一括で支払う料金に含まれており、その後の管理費はかからないケースが多いようです。しかし、生前契約で契約時にはまだ埋葬されていない場合や、複数名埋葬予定の時は、最終納骨者が埋葬されるまでは管理料が必要な場合もあります。
納骨堂の「永代使用料」と「管理費」について
永代供養における年間管理費の支払いは、基本的に必要ありません。しかし、納骨堂においては、契約時に初期費用を支払ったあとも、管理維持するための費用が毎年発生する場合があります。
また、希望年数分の管理料を一括払いして、期間満了後に合葬墓に移すタイプの永代供養もあります。
納骨料
ご遺骨を納骨する際にかかる手数料のことです。総額に納骨料が含まれている場合、含まれていない場合、最初の納骨者のみ含まれていて、その後の納骨者に対しては追加費用が発生する場合があります。納骨の際に僧侶に読経をしてもらう場合はお布施などが必要となります。
彫刻料
墓石を設置するタイプの永代供養墓の場合は石に名前などを彫刻します。そのほか、墓誌などに納骨者の戒名や俗名を彫ったり、プレートに彫刻をするタイプもあります。
墓石料
個別型の永代供養墓で墓石を設置する場合には墓石の料金が発生します。費用は一般のお墓同様、石の大きさや使用量によって異なりますが、コンパクトな墓石の場合はあまり費用がかからないこともあります。
納骨法要のお布施
納骨手数料とは別に、個別にお経を上げてもらう場合は別途お布施が必要になることがあります。
生前申込者に対する入会金、年会費、入壇料、管理料など
施設によっては申し込みから納骨までの間、年会費や管理費が必要なこともあります。 また、お寺の永代供養墓では檀家になることが利用の条件となる場合もあり、その際入壇料やお布施を求められることもあります。
金額や費用の呼び名は各施設によっても異なります。見学時に確認しましょう。
永代供養墓の費用は課税対象?
永代供養墓を所有する場合は税金がかかるのでしょうか?答えはNo。実は永代供養墓は消費税、固定資産税、相続税も掛かりません。というのも、墓所の所有権を持っているのではなく、使用権や管理してもらう権利を持っていることになるからです。
土地の取得ではないですから固定資産税は発生しませんし、管理料にも消費税は掛かりません。
しかし、個別型の樹木葬や永代供養墓の場合、工事や墓石の購入代金などは消費税が掛かります。ですがお墓は非課税財産であり相続税がかかりませんので、相続税対策として生前に購入する方も少なくありません。
永代供養の費用は相続税の債務控除対象になる?
控除の対象ではありません。 逆に対象となるのは葬儀代です。 葬儀場への支払い、お寺などへの支払い、通夜での飲食代などは相続税の債務控除対象となります。この点に関してはきちんと領収書などを取っておきましょう。
福岡市立平尾霊園の
合葬式墓所は永代供養?
福岡市立平尾霊園に誕生した合葬式墓所が話題を呼んでいますが、こちらを永代供養墓と勘違いしている方も少なくないようです。
実は平尾霊園の合葬式墓所は永代供養墓ではありません。施設内に遺骨を納めることはでき、遺骨の管理は行われますが、供養は一切行われません。読経など定期的な供養をしてもらいたい方はご注意ください。
永代供養と手元供養との違いは?
もうひとつ今話題の供養に「手元供養」があります。永代供養と手元供養は言葉が似てるせいもあり、混同して捉えている方もいます。
永代供養とは管理・供養を霊園やお寺などにお任せする供養の方法、手元供養はご遺骨を手元に置いて自分で管理・供養を行う方法ですのでその内容は全く異なります。
しかし「納得できるまで手元供養をして、いずれは永代供養墓に移す」など、永代供養+手元供養を組み合わせてご供養をする方も増えており、特に自宅墓と永代供養墓との組み合わせは人気を集めています。
永代供養にお布施は必要?
檀家になる必要はある?
永代供養を行っている施設は寺院であっても檀家にならず利用できるところが多いようです。宗旨宗派を問わず、たとえ無宗教であっても利用できる施設もあります。
しかし永代供養は「供養」を行うことが原則であり、供養は寺院や霊園が実施する宗教・宗派のしきたりに則って行われます。
また、永代供養の場合は基本的に個別に法事を行う必要がありませんのでお布施も必要ありません。しかし、「納骨法要」と個別に1周忌、三回忌、七回忌などの「年忌法要」を行う場合はお布施をお渡しすることが多いようです。お布施の金額に迷う場合は、お寺に金額やだいたいの相場を聞いてみると良いでしょう。「お気持ちで」と言われることもありますが、迷っていることを伝えるとだいたいの金額を教えてくれるはずです。
永代供養はお寺以外のところでもできる?
永代供養とは永代にわたって寺院や施設が管理・供養を行うことを指しますので、制度が整っていれば霊園やみなし墓地などでも行うことができます。
また最近では霊園でも永代供養墓や樹木葬だけでなく、一般のお墓についても永代供養をつけることができるシステムを整えているところが多く見られます。
霊園で行う永代供養の場合は、合同供養祭などに僧侶に来ていただいて法要を行ってもらうスタイルが一般的です。依頼する僧侶の宗旨宗派は霊園が決定しますので、別の宗旨宗派の僧侶に読経をしてもらいたい場合は個別に依頼する必要があります。
永代供養のメリット・デメリット
永代供養のメリット
● お墓や納骨堂の後継者がいなくても、供養・管理を寺院や霊園に任せられる。
永代供養墓の一番の魅力はこれでしょう。少子化・核家族化が進む今、お墓の後継者がいずお悩みの方も少なくありません。
また、普通のお墓であれば、年に数回お墓参りをしてお掃除をしたり、メンテナンスにも気を遣わなければなりません。そして、子、孫の代まで受け継がれるように気にかける必要があります。
永代供養墓は契約後の供養・管理をお寺や霊園に任せることができるので、そうしたお悩みを解決することができます。
● 石を使う従来のお墓より価格が安価な場合が多い
合葬タイプの永代供養墓であれば、墓石代はもちろん通常かかる毎年の管理料や寄付金などは基本的にかからないため費用はかなりお安くなります。墓石を設置する場合も小さめのコンパクトな石塔であれば一般のお墓よりかなり安価に設定されています。
その逆で、個人墓で墓石を建立する永代供養墓などは一般墓と変わらない価格になることもあります。
価格が安価な永代供養墓の場合は、まず埋葬方法を確認してみましょう。
● お参りに来る人が絶えにくい
合葬タイプの永代供養墓の場合、献花台や拝殿は共用となりますので、いろいろな方がお参りに来てくれます。お墓の後継者がいない方も、放っておかれて寂しいお墓になるという心配はありません。
その他にも様々なメリットがあります!
- ● お墓参りに行くことができなくてもお墓が荒れる心配がない。
- ● 残された家族の負担を減らすことができる。
- ● 生前に契約ができる。
- ● 檀家にならなくても利用できるところが多く、お寺づきあいをしなくて良い。
- ● 生前に契約できるので、お墓のことを心配せず安心して過ごすことができる。
- ● 宗旨宗派を問わず、無宗教の場合も利用できる施設が多い。
永代供養墓のデメリット
- ● 合葬墓の場合、一度納骨するとご遺骨の取り出しができなくなる。
- ● 合葬タイプや集合墓の場合、拝殿は共用の場合が多く、個別の献花やお供えなどはできないこともある。
- ● 「永代=永遠」ではない。寺院や霊園が閉鎖した場合は管理・供養の継続が難しくなることもある。
- ● 合葬墓の場合、どのようにお参りしていいのか分からないことがある。
- ● 供養は管理している施設に任せることになり、自分の宗旨宗派の供養とは異なる場合がある。
- ● 合葬墓の場合、他の家族や親類などが反対したり、受け入れてもらえないこともある。
永代供養を選ぶ前の注意・確認点
永代供養を選んだあとにトラブルが起こらないよう、
見学時に必ずチェックをしておきましょう。
- 最初に支払う「一式」の費用にはどのような料金が含まれていますか?
- 埋葬前(生前)の管理費の支払いは必要ですか?
- 供養はどの宗旨宗派の方法で行われますか?
(自分の宗派と同じですか?同じではない場合、親族間の理解はありますか?) - その施設の経営状態はいかがですか?将来まで不安はありませんか?
- 個別安置期間はどれくらいですか?個別安置期間満了後はどこに埋葬されますか?
- 親族は合葬に理解がありますか?
分骨や改葬(お墓の引っ越し)を考えている親族はいませんか? - 供養はどのような形で行われていますか?
(合同供養の回数、お墓の前での読経など)
永代供養にしたら位牌はどうする?
位牌とは故人の戒名や俗名、没年月日、享年などが記された木の札のことです。仏壇に遺影とともに祀られ、遺影や位牌に手を合わせて故人を偲びます。
葬儀の際には白木の位牌が使用されますが、一般に四十九日までには漆塗りなどの「本位牌」が用意され、僧侶によって位牌に魂入れが行われます。
つまり位牌は単なる戒名を刻んだ物ではなく、お墓などと同様に故人の魂の家のような存在なのです。
ただし、位牌は必ず作らなければいけないわけではありません。仏教以外の宗教を信仰する方、無宗教の方は位牌はありませんし、浄土真宗では教義上、お位牌を用いないとされています。
永代供養を選んだあとの位牌の管理ですが、将来位牌を引き継ぐ人がいない場合は永代供養先に相談してみると良いでしょう。もし対応していない場合は他の寺院に閉眼供養をしてもらい、魂抜きをしてからお焚き上げをしてもらいます。
永代供養する場合にお墓じまいはどうする?
現在お墓をお持ち方で永代供養墓に改葬(お墓の引っ越し)する場合は、「お墓じまい」が必要となります。お墓じまいでは現在お持ちのお墓を解体・撤去してご遺骨を取り出すだけでなく、様々な手続きが必要となります。
永代供養にするためのお墓じまい・改葬の流れは次のようになります。
- ① 改葬先の永代供養墓や永代供養納骨堂を探す
- ②
①が決まったら、お墓じまいをすることをお寺や霊園の管理者に伝える。
※お寺の場合は改葬先を探す前に、お寺内で永代供養ができないか相談しても良いでしょう。 - ③ 現在のお墓がある市区町村の役所で改葬許可申請書を発行してもらう。
- ④ 現在のお墓がある寺院や霊園の管理者に改葬許可申請書に署名してもらう。
- ⑤ 改葬予定のお寺・霊園に受入れ証明書を発行してもらう。
-
⑥
現在のお墓がある市町村の役所に改葬許可証明書と受入れ証明書を提出し、
改葬許可証を発行してもらう。 - ⑦ 現在のお墓で閉眼供養(魂抜き)を行い、ご遺骨を取り出して墓石を解体・撤去する
- ⑧ 改葬先のお寺や霊園に改葬許可証を提出する。
- ⑨ ご納骨の手続きを行う
失敗しない永代供養墓の選び方
現地に足を運び、墓所を確認してから選びましょう。
ホームページを見て良いと思っても、実際に見学に行くとイメージと違ってた…ということは実は少なくありません。
周囲の環境、交通アクセス、設備・施設、スタッフの対応など、現地に行かないと分からないこともたくさんあります。自分や大切な人が永代にわたって眠る場所です。必ず一度は足を運んでいただきたいと思います。
管理者やスタッフの対応も大切な要素です。
設備や施設がいくら良くてもスタッフの対応が信頼できなかったり、杜撰だったりする場合は、大切なご供養を安心してお任せすることができませんね。
お墓の見学や契約の際はできる限り直接話をして、この人に任せて大丈夫と信頼感を得られるところを選ぶことが大切です。小さな疑問などにも笑顔で丁寧に答えてくれるところなら安心ですね。
また霊園であれば過去の実績や経営状況、お寺であれば墓地の管理状況や本堂の様子など、施設としてしっかりしているかどうかも判断材料のひとつです。
費用が安価か、だけでなく、適正価格なのかを判断しましょう。
お墓選びの際、表示されている価格のみで判断しがちですが、価格と内容は比例する―つまり価格が安価な場合は内容もそれなり…ということも少なくありません。
価格は数字だけでなく、環境、設備、供養内容すべてを総合的に考えたうえで適正かどうかを判断することが大切です。
また、最初に支払う金額は少なくても、その後に追加費用が発生することもあります。
お金のことは聞きづらいという人もいますが、後で後悔しないようしっかりと説明を受けましょう。信頼できる施設であれば丁寧に納得のいく説明をしてくれるはずです。
個別管理の期間は何年か、その間どのような供養をしてもらえるのか、
個別管理期間経過後はどこに移され、どのような供養をしてもらえるのか、
あらかじめ確認しておきましょう。
個別安置の永代供養墓であっても大半が一定期間経過後に合葬墓に移されます。期間は施設によって異なり、霊園では7年~13年ほどで合葬墓に移されるところが多いようです。また期間満了後も管理費を支払うことで個別安置を継続できるところもありますし、自分で個別安置期間を選択し、その年数分の管理費を一括払いするタイプの永代供養もあります。
また、どこに合葬され、どのような供養が行われるのかも気になるところです。こちらも見学時に確認しておきましょう。
供養については、どの施設もおおむね1つの宗教宗派の供養方法をとっています。永代供養墓の利用については宗教宗派不問であっても、他の宗教による法要等を勝手に執り行うことはできません。 供養の方法は自分では選べないので、事前に納得しておく必要があります。
契約の書類がしっかりしている施設を選びましょう。
霊園などは書類がきちんと整っているところが多いのですが、寺院はお互いに信頼関係があるため口約束になっていることもあります。しかし、将来住職が代替わりすることもありますし、どのような契約になっているのか曖昧になってしまう恐れもあります。書面を通してきちんと契約をしましょう。
契約後に、永代供養墓使用証明書またはそれにあたるものを発行してもらえます。 この証明書を紛失すると、せっかく生前に契約していたのにお骨の行き場がわからなくなる可能性もあります。 契約内容が記載されているはずですので、料金や供養の詳細はご自身でも確認なさってください。
お客様レビュー(2件)
■福岡都心から約40分。福岡二見ヶ浦の海を一望できる抜群のロケーションが魅力。
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幻住庵 げんじゅあん
2024.09.04
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■地下鉄祇園駅より徒歩9分。都心の中に広がる名刹の墓地に、様々な供養をご用意。
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善應寺 永代供養納骨堂「法龍塔」 ぜんのうじ えいたいくようのうこつどう「ほうりゅうとう」
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長圓寺墓地 ちょうえんじぼち
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お寺の詳しい情報はこちらから→福岡お寺辞典「福寺」長圓寺
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093-561-4755
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最大15名様まで埋葬可能。檀家になる必要はなし。 個別のお墓のままご家族で眠ることができます。
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費用の目安
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樹木葬(家族墓)
500,000円〜
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0120-109-594
西福寺 屋外納骨堂
2024.06.25
終活カウンセラーからの一言
先祖代々のお墓を建て、それを子孫が引き継ぎ、お盆やお彼岸には家族でお墓参りをしてご先祖様に感謝を伝え、仏壇にお水やお花を供えてご先祖様に見守られていることを実感する…そんな姿が我が国では長く一般的でした。しかし、少子化や核家族化が進む中でそうした「先祖からのお墓を守り継ぐこと」が簡単ではなくなり、お墓の後継者問題や無縁墓問題で悩む方も増えてきました。
「永代供養」はそんな現代の問題を解決する新しい供養の方法です。
現在では永代供養も一般的となり、合葬タイプの永代供養墓だけでなく、樹木葬や集合墓、永代供養付きの納骨堂などその内容も多様化してきました。それとともに永代供養はより身近となり、人々の理解も深まっているように感じます。
しかし、一方で最近はお子様などお墓の継承者がいるにもかかわらず、簡単に永代供養を選ぶ方が増えたように感じます。「お墓のことで子どもたちに迷惑や負担をかけたくない」と永代供養を選ぶ方もいますが、本当に「負担」「迷惑」なのでしょうか。実は「大切な親のお墓なんだから自分できちんとしたい」と考える方も少なくありません。永代供養を選ぶ前にぜひご家族で話してみてください。こうした対話を通じて、家族の絆がさらに深まることを願っています。
たように感じます。「お墓のことで子どもたちに迷惑や負担をかけたくない」と永代供養を選ぶ方もいますが、本当に「負担」「迷惑」なのでしょうか。実は「大切な親のお墓なんだから自分できちんとしたい」と考える方も少なくありません。永代供養を選ぶ前にぜひご家族で話してみてください。こうした対話を通じて、家族の絆がさらに深まることを願っています。終活カウンセラー1級/お墓ディレクター2級 河野 文